From:あどふらわー(現役セールスライター兼マーケター)

成果を出すセールスライターは、例外なく「スワイプファイル」を活用しています。
それは「スワイプファイル」が、
成果を最短最速で出すための必須アイテムだから。
私も活用していますし、私の周りのセールスライターも活用しています。
この記事では、セールスライティング初心者から中級者までが、スワイプファイルを使いこなし、最短最速で成果を出せることを目的に書いています。
・なぜスワイプファイルが必要なのか?
・どうやって使いこなすのが最適なのか?
・スワイプファイルを使う上での注意点は?
こういったことを解説するとともに、記事後半ではおすすめのスワイプファイルも無料でプレゼントします。
ぜひこの機会に手に入れてください。
スワイプファイルとは?


そもそもスワイプファイルって何?
という人のために解説しておくと、
スワイプファイルとは効果の高いセールスレターのサンプル集のこと。
媒体は特に限られているわけではなく、LPでもDMでもYouTube shortsでも、X広告でも、どれでもがスワイプファイルの対象。
スワイプの意味には「盗む」といった意味があり、他者が作った反応率が高かったセールスレターを集めたもの(盗んだもの)だからスワイプファイルというんですね。
言い換えてみると、パクるためのファイルとも言えます。
「パクる」と言うと、



他人が書いた文章をパクって良いの?
と思う人もいますが、パクり方さえ間違えなければ問題ありません。
有名なセールスライターも必ずスワイプファイルは持っていますし、スワイプファイルを活用することを推奨しています。
実際私もそうですし。
セールスレターは、イチから自分が書く必要ないのです。
他者が書いた文章を正しくまねて、正しく活用することで最短最速で成果を上げられるようになるので、必ず活用しましょう。
スワイプファイルのメリット
スワイプファイルを活用することを推奨していますが、それには当然理由があります。
スワイプファイルを活用することで得られるメリットは、大きく分けて以下の4つです。


詳しく見ていきましょう。
1. 書くスピードが爆速にアップ
スワイプファイルは“型”の宝庫。
スワイプファイルを活用すれば、構成を一から考える手間が減るので時短になります。
さらにプロの型を土台にして組み立てられるため、成果も出やすくなるのはわかるでしょう。
①イチからレターを書き始める
②参考になるレターが手元にあって書き始める
どちらが早いでしょうか?
圧倒的に②だと思います。
だからスワイプファイルを活用したほうが良いんですね。
活用方法は記事後半で解説しています。
2. 売れる構成・訴求が自然と身につく
成果が出ているレターを集めるうちに、売れる構成・訴求が自然と身に着けられるのも大きなメリットです。
何度も成功例に触れることで、
「問題提起→共感→解決策→証拠→行動」のような“売れる流れ”が体に染みついてきます。
スワイプファイルを集めて読んでいるうちに、
「この流れ、あのレターと同じだな」
「この構成、前にも見たことあるな」
といった風に感じられるタイミングが必ずきます。
頭で理解するより体で覚えることができるのも、スワイプファイルを活用する上での大きなメリットです。
いわば、スワイプファイルは「文章の筋トレ」とも言えますね。
3. アイデアの引き出しが圧倒的に増える
「切り口が思いつかない」「ネタが枯渇した」そんなときに役立つのがスワイプファイルです。
同じ業界に居続けると、どうしても頭が固くなってしまいがち。
でも異業種のスワイプファイルを集めることで、自分では思いつかなかった訴求が見つかったり、新しい発想を生むきっかけになります。
異業種の成功事例を正しく横展させれば、成果が出ることは間違いないのであなたの成功にもつながっていくでしょう。
アイデア出しに困ったときにも、スワイプファイルはあなたを助けてくれます。
4.一定の成果が保証される
スワイプファイルは成功事例を集めたもの。
そしてその成功事例を参考にセールスレターを書く。
つまりどういうことかというと、
スワイプファイルを活用することで、
あなたの成果は保証されるということ。
もちろん文章の丸パクリはダメです。
でもそのスワイプファイルが成功したのには、本質的な理由が必ずあるはず。
そんなスワイプファイルを分析し、自分のセールスレターに落とし込めば・・・?
成果が出る未来が容易に想像できませんか?
一定の成果が保証されるからこそ、プロを含めた多くのセールスライターがスワイプファイルを活用しています。
スワイプファイルの活用方法
スワイプファイルを活用することで、売れるコピーのエッセンスを体系的に学び、自分のライティングに落とし込むことができます。
しかしスワイプの仕方を間違えると、まったく成果は出なくなります。
単に「良さそうなコピーを真似る」だけでは不十分です。
本当に成果につながる活用方法は、以下の3つの視点でコピーを“読み解く”ことが鍵です。


1. アイデアを盗む(ビッグアイデアの発見)
セールスコピーにおいて最も重要なのは、読者の心をつかむ”ビッグアイデア”です。
ビッグアイデアとは、「これは自分のことだ!」と読者に注目させるためのベネフィットを、ユニークかつ新鮮な言い回しに変えたアイデアのこと。
セールスレターでは、特にヘッドライン(キャッチコピー)や冒頭文にビッグアイデアが詰め込まれていることが多いので、スワイプファイルでも最優先でチェックしましょう。
ビッグアイデアの例:
・「1日たった5分で月収+10万円の副業術」
・「今すぐやめるべき3つの朝習慣」
・「“努力不要”で変われる、たった1つのマインドセット」
このように、ベネフィットに“意外性・簡単さ・限定性”などを掛け合わせた表現は、読者の注意を引きやすくビッグアイデアの原石として活用できます。
2. 構成・オファーを盗む(成約率を高める設計)
優れたコピーは、読者の感情の動きに合わせて論理的に構成されています。
例えば、新PASONAの法則では、
・Problem(問題)
・Affinity(共感)
・Solution(解決策)
・Offer(提案)
・Narrow down(限定)
・Action(行動)
といった流れになっていますし、
QUESTフォーミュラなら、
Qualify(対象者の絞り込み)
Understand(理解/共感)
Educate(教育)
Stimulate(欲求の刺激)
Transition(行動)
といった流れになっています。
これはユーザーが欲しい情報を、欲しいタイミングで伝えるテンプレートであり成功事例です。
成功しているセールスレターには、おおよそこのような共通の構成があるので、構成もしっかり見て参考にしてみてください。
また構成において特に注目すべきは“オファー”の見せ方です。
強力なオファー(例:返金保証・限定特典・先着割引など)は、読者の背中を押す最後の一押しになります。
例えばこのようなオファーの例があります。
・「今なら先着10名様に無料PDF特典プレゼント」
・「初回限定50%OFF+30日間返金保証付き」
・「LINE登録者限定で個別相談無料」
これらのオファーが文章内のどこに配置され、どのような言葉で訴求されているかをスワイプで読み解き、自社の商品に適用していきましょう。
3. 言い回しを盗む(感情を揺さぶる表現)
最後に重要なのが「言い回し」です。
売れるコピーには共通して、読者の感情を動かす言葉が織り込まれています。
例えば具体的な数値、比較、比喩、疑問形、ストーリーなど、さまざまなレトリックを駆使して、読者の注意を引き、感情を刺激し、行動に導いています。
よく使われている言い回しは以下のようなものですが、あなたも見たことありませんか?
・「たった●日で変われる方法、知りたくありませんか?」
・「あなたはまだ、“時間と労力”を消耗し続けますか?」
・「99%が知らない、売上を2倍にする文章術」
同じような言い回しが使われているのも、その言い回しで結果が立証されているからこそです。
自分が気になった“刺さる表現”をメモし、ジャンル別・トリガー別に分類しておくと、自分のコピーを組み立てる際にすぐ使える「表現パーツ集」として非常に役立ちます。
ぜひ意識してスワイプファイルを集めてみてください。
スワイプファイルの集め方
ここまでスワイプファイルのメリットや活用方法を紹介してきましてが、
「スワイプファイルってどうやって集めるの?」
という疑問が浮かんだと思います。
基本的には以下の5種類で集めるのをオススメしています。


自分が購入したLPを保存
自分が実際に購入した商品・サービスのLPは、説得力のあるスワイプ素材です。
なぜなら、あなた自身が「買わされた」コピーだからこそ、その流れや訴求がリアルに響いたという証拠になるから。
・なぜこのLPを読んで購入したのか?
・どういった感情になったから購入したのか?
・買った時の感情は?
こういったことを意識しながら保存しましょう。
購入直後にLPをスクリーンショットやPDFとして保存しておくと、後から分析や写経がしやすくなります。
保存するためのおすすめツールは、Googleの拡張機能にある「Webarchive(ウェブアーカイブ)」です。
私も活用していますし、ぜひ使ってみてください。
SNSから集める
Twitter(現X)やInstagram、Facebookの広告・投稿からも、優秀なスワイプネタを集められます。
特に「いいね数」「リポスト数」が多い投稿は、多くのユーザーの共感を得ている証です。
また何度も目にする広告も、それだけ成果が出ているから使い続けられていることが分かります。
「この広告よく見るなぁ」と思った広告があれば、ぜひスクショするなどしてスワイプしておきましょう。
古いDMをネット上で保存
手元に届いた紙のダイレクトメール(DM)も優れた教材ですが、最近ではネット上にも優秀なDM例が保存・紹介されているサイトがあります。
特に保険・不動産・教育分野は、昔から高反応なフォーマットが多いのでとても参考になります。
その他出会い系や、健康系も参考になるものは多いです。
先ほどお伝えした「Webarchive」で保存して、Evernoteなどのツールで整理しておくのもおすすめです。
情報商材を購入
有料の情報商材やテンプレート集には、成功事例や成約率の高いコピーが含まれていることがあります。
ネットで検索してみると、スワイプファイルを販売しているサイトもあるほどです。
そういった情報商材を購入してみるのも1つの手です。
特に古典的なレターが売られていることも多く、現代でも参考にできるものもあるでしょう。
人間の行動心理は不変的なものなので、過去上手くいったものが現代でもうまくいく可能性は高いです。
ぜひ過去のレターも参考にしてみてください。
LPのまとめサイトから購入
セールスLPをまとめたギャラリーサイト(LPアーカイブなど)では、業種ごとの成功LPが一覧で確認できます。
中にはCVRやクリック率付きで紹介されているものもあり、非常に参考になります。
あなた自身がデザインの提案する立場なのであれば、ライティングのみならずデザインも参考になるはず。
気になるページはスクリーンショットで保存して手に入れておきましょう。
スワイプファイルを使う上での注意点


スワイプファイルを使う上で、私から2点だけ注意点を伝えさせてもらいます。
それが「著作権」と「抽象化」です。
まずは「著作権」から。
あなたも知っていると思いますが、コピーを“そのまま”使うのは著作権違反になる恐れがあります。
文章構成や切り口は参考にしても、パクりすぎず、具体的な言い回しは自分の言葉に置き換えましょう。
そうすることで、すぐに成果が上がるだけではなく、長期的なあなたの成長にもつながり、あなたの市場価値はぐんぐん高まっていくはずですから。
また「抽象化」についてもお話しておきます。


スワイプファイルを活用することで成果が出やすくなるのはお伝えした通り。
ただし単に成果が出ているものを、そのまま活用しても成果が最大化されるわけではありません。
ターゲットによって伝え方は変わるでしょうし、ジャンルによって最適なLPやオファーは違うからです。
例えば購買行動をとるとき、
男性は機能性や性能に重点を置くことが多いですが、
女性の場合はデザイン等の見た目に重点を置きます。
そんな違いがあるのに、男性向け商材のLPをそのまま女性向け商材に活用しても効果は薄いでしょう。
だからこそ「抽象化」する必要があります。
具体の部分をパクるのではなく、成功した理由である「本質的な部分」をパクる必要があるのです。
ここを勘違いしないようにしないと、いくら素晴らしいスワイプファイルを持っていてもただの宝の持ち腐れ。
必ず抽象化する作業は行うようにしましょう。
おすすめのスワイプファイル
それでは最後に、私がおすすめする活用しやすいスワイプファイルを1つだけプレゼントします。
今回プレゼントするのは、「ウォールストリートジャーナル(WSJ)」の「2人の男の物語(Two Young Men)」というレターです。
世界で最も売れたレターとも呼ばれており、参考になる部分はとても多いです。
・冒頭部分をストーリーにすることで引き込む
・2人の男に親近感を与え、行動させる
・ベネフィット(結論)優先の文章
・端的な文章でリズミカル
といった特徴があり、ぜひ参考にして勉強してほしいレターの1つです。
以下のボタンから非公開ページに飛ぶことができるので、ぜひ活用してみてください。
まとめ
スワイプファイルは、コピーライティングスキルの成長を加速させる「実践教材」です。


集める → 分解する → 応用する → 再利用する
このサイクルを習慣にすることで、売れるコピーが自然と書けるようになります。
以前にもお伝えしましたが、私も何度も何度もスワイプファイルを読み込みました。
何度も何度も写経しました。
だから今の実績があります。
「自分にはセンスがない」と感じている人ほど、まずは“成果が出た言葉”から学ぶべきです。
ぜひあなたなりのスワイプファイル集を作って、成果を最大化させてください。