From:あどふらわー(現役セールスライター兼マーケター)

コピーライティングで成果を出すには、テクニックだけではなく「マインドセット」も重要です。
実際に稼いでいるコピーライターの多くがそう語っています。
ジェイエイブラハムやシュガーマンといった有名なマーケターも、その書籍の中でマインドセットの重要性をつづっています。
なぜならマインドセット(基本的な考え方)さえ身に着ければ、小手先のテクニックはいらないから。
つまりマインドセットを身に着けることが、成功するための最短距離となるのです。
この記事では、成果を出すために欠かせない10のマインドセットを厳選して紹介します。
初心者でもすぐに実践できる考え方で、今後一生使える考え方なので必ず覚えてください。
なぜ成功するためにはマインドセットが重要なのか?
コピーライティングは、単に文章を書く作業ではありません。
「どうすれば相手に伝わるのか」
「どのように動いてもらうか」
という心理と戦略の掛け算です。
そのためには、根底にある考え方=マインドセットが非常に重要。
どれだけテクニックを学んでも、マインドセットがズレていれば効果は激減します。
よく考えてみてください。
すごいテクニックを身に着けても、使い方を間違えれば成果は出ませんよね。
それと一緒です。
だからこそ最初にマインドセットを身に着けて、正しくコピーライティングをしていく必要があるのです。
コピーライティングにおけるマインドセット10選
1. ユーザーファーストがすべての起点
コピーライティングは「読者のためのもの」です。
自分の伝えたいことを書くのではなく、読者が「知りたいこと」「感じている不安」「叶えたい願望」に寄り添う必要があります。
1行目を読んでくれなければ、続きを読んでもらえません。
そして1行目を読んでもらうには、読者に「これは自分のためのものだ」と自分事化してもらう必要があるのです。
だから「相手の立場で考える」姿勢がすべての起点になります。
商品やサービスの特徴を伝える前に、まずは相手の気持ちや悩みを深く理解しましょう。
それが読まれるコピーの第一歩です。
自分が書きたいことを書く人間は、絶対に成功しません。
2. 読者の脳内にある言葉を使う
読者の心に刺さるコピーは、必ずといっていいほど「読者の言葉」で書かれています。
難しい専門用語や業界用語を使うよりも、読者が日常で使っている言葉、SNSや口コミで目にしている表現を使うことが効果的です。
読者の脳内にあるボキャブラリーをそのまま借りることで、「この人は私のことをわかってくれている」と感じてもらえます。
馴染みがない言葉だと、「難しいもの」だと判断されて読まれませんしね。
コピーライターは発明家ではなく翻訳家とも言えます。
読者の感情や思考を、最も自然な言葉で表現することが重要です。
3. 3つのNot「読まない・信じない・行動しない」を前提に書く
多くのコピー初心者は「読まれる」「信じてもらえる」「行動してくれる」ことを前提に、文章を書いてしまいます。
しかし現実はその逆です。
ほとんどの人は、あなたの文章を読みません。
読んだとしても、信じてくれません。
信じてくれたとしても、行動してくれません。
だからこそ、最初の1行で引きつける工夫、信頼してもらうための実績や証拠、行動を促す強力なオファーが必要になるのです。
この3つのNotという大前提を念頭に置くことで、読者のハードルを1つ1つ乗り越える戦略的なコピーが書けるようになります。

4. “たった一人”にラブレターを書く
不特定多数に向けた文章は、誰の心にも届きません。
大切なのは「この1人に届けたい」という明確なペルソナを設定し、その日と1人に向けて書くこと。
つまりラブレターと一緒です。
恋愛がうまい人はコピーライティングもうまいといわれますが、まさにそういうことなのです。
「あなたの悩み、わかってるよ」
「こうなりたいんでしょ?」
「だったら、こうしてみて」
そんな1対1のコミュニケーションのつもりで書いたコピーは、読み手の心に刺さります。
万人受けを狙わず、“たった一人”の心を動かすことが結果的に多くの人の心を動かすコピーになるのです。
5. 抽象を“1cm”まで具体に落とす
「わかりやすく伝える」ためには、抽象的な表現をどこまでも具体に落とし込むことが重要です。
「成功する」ではなく「月収30万円を達成する」、
「痩せる」ではなく「2ヶ月でウエスト-5cm」など、
数字や具体的な描写を使いましょう。
抽象的な言葉は、受け取り手によって意味がブレるため、読者の心に届きにくいのです。
※逆に抽象的にしたほうが良い場面もありますが・・・。
1cm単位で具体化することで、読者の頭に情景が浮かび、行動への意欲が高まります。
文章にリアリティを与えるためにも、「具体化」は欠かせない要素です。
6. ユーザーが欲しいのは“商品”ではなく“変化後の自分”
商品やサービスはあくまで手段に過ぎません。
読者が本当に求めているのは「それを手に入れた後に得られる未来や感情」です
つまりベネフィットを求めて行動し、購買行動をとるのです。
たとえば英会話教材なら、求めているのは「英語力」ではなく「海外旅行を不自由なく楽しむ自分」や「キャリアアップした自分」。
その“変化後の姿”を描くことができれば、読者は強く共感し、購入意欲が高まります。
常に「この商品で、相手の人生はどう良くなるのか?」を問いながら書きましょう。
7. 人は論理で納得し、感情で動く
人間は合理的なようで、実は感情で判断する生き物です。
商品を購入する際も、「必要だから買う」のではなく「欲しくなったから買う」ことがほとんど。
あなたもそうではないですか?
「これが必要だから買う」の前に「欲しい」という感情があって、論理で納得させていませんか?
だから感情に訴える表現が重要です。
ただし、感情だけでは怪しく見られます。
なので裏付けとして論理的な説明も必要。
つまり「感情→論理→行動」の流れを意識して文章を書くこと。
ストーリーや比喩、感情表現で読者の心を動かし、納得できる理由で背中を押す。
それが売れるコピーの鉄則です。
8. コピーの目的は「行動を起こさせる」こと
コピーライティングの最終目的は「読まれること」ではありません。
「行動を起こしてもらうこと」です。
これ以外の目的は不要。
今すぐ忘れてください。
具体的には、購入・問い合わせ・資料請求・LINE登録など、たった一つの行動に絞って促す必要があります。
行動が複数あると、読者は混乱し、結局何もしなくなるからです。
だからこそCTA(Call To Action)も1つに絞り、強く明示しましょう。
「次に何をすればいいか」が明確であれば、読者は迷わず動いてくれます。
9. 成果は数字で検証し、書き直して当たり前
コピーライティングは、書いて終わりではありません。
むしろ「書いた後の検証こそが本番」です。
反応率やクリック率、成約率など、数値で結果を追い、それをもとに改善を重ねましょう。
「一発で完璧なコピーを書こう」と思わず、「書いて、測って、直す」を繰り返すことでしか成果は出ません。
伝説のコピーライターであるジョン・ケープルズも『ザ・コピーライティング』の中で、そう語っています。
プロのコピーライターもPDCAを何度も回しています。
失敗を恐れず、数値と向き合う姿勢こそが成功への近道です。
10. 上達の最短ルートは“量質転化”:毎日書き、毎日計測
コピーライティングは後天的に身に着けられるスキルです。
才能ではなく、習慣で磨かれます。
とにかく毎日書くこと。
最初は下手でも、書き続ければ上達します。
そして、書くだけで終わらせず、必ず「反応を見る」「改善点を探す」こともセットで行いましょう。
この繰り返しが、質を引き上げる唯一の方法です。
いわゆる“量質転化”の考え方で、量を積むことでしか質は生まれません。
継続することに価値があるというマインドを持ちましょう。
まとめ
マインドセットは、コピーライティングにおいて「土台」です。
テクニックは手段でしかなく、どんなマインドで書くかが結果に直結します。
今回紹介した10のマインドセットは、初心者だけでなく中級者・上級者にも通用する普遍的な原則です。
成功しているコピーライター全員が、同じようにマインドセットを身に着けているはずです。
一気にすべてできるようには無理ですが、1つずつ着実に進めれば必ず身に着けられます。
ぜひ、今すぐこれらを意識して文章を書いていきましょう。