From:あどふらわー(現役セールスライター兼マーケター)

セールスライティングの力を伸ばすには、「良書」を選ぶことが何より重要です。
ただ注意しなければならないのが、世間一般的に言われている良書が「あなたにとっての良書」とは限らないこと。
本記事では、初心者が読むべき本から、上級者が何度も読み返すバイブルまで、2025年最新版としておすすめ書籍を厳選して紹介しています。
私自身のバイブルも紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
読むだけでスキルが爆伸びする一冊が見つかるかもしれません。
上達のための本の選び方のポイント
セールスライティングを効率よく学ぶには、「本の選び方」も大切になってきます。
なぜなら他の人にとっては良書でも、あなたにとっては良書ではない可能性もあるからです。
セールスライティングを初めてすぐの人にとって、専門用語ばかり書かれた上級者向けの本がおすすめとは言えないでしょう。
逆もしかりで、すでに知っている内容が書かれている本を読んでも効率的とは言えません。
だからこそ、今のあなたに合った本を探すのが重要なのです。
これはセールスライティング以外でもいえることですが、以下のポイントに注意しながら本を探すのがおすすめです。
・自分のレベルに合っているか(初心者/中級者/実践者)
・目的に沿っているか(Web用、セールスレター用、SNS用など)
・成功事例が乗っており、再現性のある内容が豊富か

まずは「自分はどこで使うために学びたいのか?」を明確にすることが、本選びの第一歩
初心者に圧倒的におすすめ『コピーライティング技術大全』


初心者に最もおすすめできるのが、神田昌典・衣田順一著の『コピーライティング技術大全』です。
この1冊でコピーの基本原則から、読者の心理を動かす心理テクニックまで網羅的に学べます。
本質的な内容を含みつつも、具体的な見出しの作り方、LPのテンプレート等の具体的なテクニックまで書かれています。
もしどの本から買おうか迷っているなら、まずこの本を買ってみるのが圧倒的におすすめです。
今すぐ買っても、上級者になってからも読み返せる1冊ですので。
おすすめのセールスライティング本5選
ここから下はセールスライティングにおいて高く評価されており、私自身もおすすめしたい定番書籍5冊を紹介しています。
初心者でも理解しやすく、実践的なスキルが身につく内容になっているので、着実に力を伸ばしたいなら参考にしてください。
ザ・コピーライティング


『ザ・コピーライティング』は、100年近く読み継がれているジョン・ケープルズによる名著。
現代のコピーライターのバイブルともいえる1冊です。
内容の半分が「広告文における見出しの重要性」を追求した本で、見出しの重要性が何度も強調されて書かれています。
書かれているノウハウも科学されて効果立証済みのものになるので、あなたも本書のノウハウを活用すれば即成果が上げられるでしょう。
人を操る禁断の文章術


メンタリストDaiGo著の「人を操る禁断の文章術」は、心理学を応用した「感情を動かす言葉選び」に特化した本。
セールスライティングに特化した本ではありませんが、“人を動かす”という本質はセールスライティングもメンタリズムも一緒です。
人間の本能は昔から変わっておらず、そんな本能にぶっ刺さる内容がまとめられた1冊。
分かりやすくまとめられており読みやすいので、何度も読み返してしっかりインプットしてほしい1冊です。
10倍売る人の文章術


ジョセフシュガーマン著の『10倍売る人の文章術』は私のバイブル本。
著者シュガーマンは全米No1のセールスライターとも呼ばれており、グラフィックではなく宣伝文(コピー)を中心にした広告で成果を上げた第一人者。
後半に書かれている心理テクニックもそうですが、前半部分のセールスライティングの本質的な内容は一言一句覚えてほしいほど素晴らしい内容。
私自身の考え方にもマッチするもので今でも何度も読み返していますし、ぜひあなたにも読んでほしい1冊です。
セールスライティング「超」実践ガイドブック


セールスライティング「超」実践ガイドブックは、体系的にセールスライティングを学びたい人におすすめの実践書。
Webコピーの基本から、セールスレター、広告文まで幅広く対応しています。
LPの型の1つである「PASTORフォーミュラ」の詳細な解説がされているのもおすすめポイントですが、それ以上に「共感」について書かれているセクションはぜひ読んでほしい部分。
「ビジネスは共感を奪い合うゲームである」と私が何度も言っているように、セールスライティングでも共感は超重要。
だからこそ本書の共感について言及されているセクションはぜひ読んでみてください。
究極のセールスレター


ダン・S・ケネディの名著『究極のセールスレター』は、高単価商品や情報商材の販売に強い影響力を持つ一冊。
「お客を理解する」「販売する商品/サービスを理解する」というセールスライティングにおける基本的な内容から、追伸の書き方や文章構成等の具体的な内容まで網羅されています。
古い本ではありますがセールスライティングに対する考え方は今も昔も変わっておらず、現代でも通用する1冊です。
マーケティングでおすすめするならこの2冊
セールスライティングの基礎だけでなく、「売れる仕組み」そのものを理解したい人には、マーケティング視点の強化も必要不可欠です。
ここでは、商品設計や顧客理解を深めるうえで特におすすめの2冊を紹介します。
ドリルを売るには穴を売れ


『ドリルを売るには穴を売れ』はマーケティングにおける入門書。
マーケティング業界でよく言われる「ドリルを売るには穴を売れ」の本質がすべて書かれている本で、迷ったらこの本を読んでおけば「マーケティングとは何か?」を理解できます。
ただのハウツー本ではなく、ストーリー形式で展開されているので読みやすいのもおすすめポイント。
セールスライティングをするときに活かせる点も多いので、ぜひ読んでみましょう。
シュガーマンのマーケティング30の法則


「10倍売る人の文章術」著のシュガーマンによるマーケティング手法の解説本である『シュガーマンのマーケティング30の法則』。
マーケティングの全体像を学ぶというより、人が購買行動を行う際の「心理的トリガー(引き金)」がまとまっている本です。
具体的な内容なのでマネしやすいのはとても良いポイントですが、本質を理解せずそのまま利用しようとしても成果は出ないでしょう。
内容をしっかり読んだうえで抽象化させて自分のサービスに転用させる必要があるのは大変ですが、心理トリガー集としてライティングするときに参考にできるので、手元に置いておくことをおすすめします。
比較表:おすすめ本を分類
書籍タイトル | 特徴 | 対象者 |
---|---|---|
コピーライティング技術大全 | セールスライティングを網羅的に学べる1冊 | 初心者 |
ザ・コピーライティング | 原理原則・古典本で、科学的に効果立証済みのノウハウが凝縮 | 初心者〜中級者 |
人を操る禁断の文章術 | 人の心理を動かす本質的な内容が書かれた1冊 | 初心者 |
10倍売る人の文章術 | 「セールスライティングとは何か?」の答えが書かれている1冊 | 中級者〜実践者 |
究極のセールスレター | 「顧客/サービスを理解する」というコピーにおける基礎的な内容を学べる | 中級者〜実践者 |
ドリルを売るには穴を売れ | マーケティングの入門書。 マーケティングとは?を学べる1冊 | 初心者〜中級者 |
シュガーマンのマーケティング30の法則 | 人が行動するときの行動原理を理解することができる1冊 | 中級者以上 |
よくある質問(FAQ)
Q1. コピーライティングを学ぶなら、まずどの本から始めるべきですか?
A. 初心者の方には『コピーライティング技術大全』がおすすめです。全体像を掴みつつ、具体的な表現技術も学べます。
Q2. セールスライティングとコピーライティングはどう違う?
A. セールスライティングは「売ること」に特化した文章術。コピーライティングは広義で、認知やブランディングも含む表現を指します。
Q3. 本を読んだ後は何をすればいい?
A. 読むだけでなく、気になる表現を写経したり、自分の商品で文章に応用してみることが大切です。
アウトプット(目的)ありきでインプットし、実践を積み上げていきましょう。
まとめ
セールスライティング・コピーライティングを学ぶうえで、良書との出会いは大きな成長のきっかけになります。
私にとっては「10倍売る人の文章術」がそれにあたりました。
今回紹介した本はすべて実績と信頼のある内容ですので、あなたの目的やレベルに応じて1冊ずつ読み進めてみてください。
まずは「コピーライティング技術大全」や「ザ・コピーライティング」から手に取るのが特におすすめです。
またインプットするだけではなく、“写経”や“実践”といったアウトプットとセットで取り組むことで、確かなスキルが身についていきます。
読んだら終わりではなく、必ずアウトプット(目的)ありきで本を読み、実践を積んでいきましょう。